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ヴィンテージの休息
Medium: Ink and watercolor on paper
Size: 11" x 15"
Year: 2025
本作品について
この作品は、古びたトラックとワイナリーの建物が、午後のやわらかな光の中で静かに佇む情景を描いています。
長く走り続けた車体が、いまはそっと息をつくように休んでいる――その姿に、自分自身の時の流れを重ねました。
“ヴィンテージ”という言葉には、ワインの熟成だけでなく、時を重ねたものの静かな美しさを込めています。
ヴィンテージの休息
作詞 Eimei
陽ざしがやわらかく 壁を包む午後
古いトラックが そっと眠る
誰も急がない そんな一日
ワインの香りが 風にとけてく
扉のきしむ音も どこか懐かしくて
ここに来るたび 時が戻る
忘れかけてた 心の呼吸
静けさの中で また始まる
幾重にも重なる 年輪のような日々
走り続けたあとの ほのかな甘さ
古びた車体に 寄りかかると
同じ年数 背負ってきたよう
陽ざしがやわらかく 壁を包む午後
今日はただ 休むために
なにもせずに なにも求めず
時のぬくもりに 身をあずけよう
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